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WebServices - Axis報道発表2004年12月14日
Apache Axis日本語コミュニティの開設についてアパッチ・ソフトウェア財団
Webサービス・プロジェクト アパッチ・ソフトウェア財団(Apache Software Foundation、以下ASF)のアパッチWebサービス・プロジェクトは、ASFのプロジェクトとして史上初となるApache Axisの日本語コミュニティを2004年12月15日から運営開始すると発表しました。 Apache Axis(アパッチ・アクシス、以下Axis)とは、Webサービスを実現するエンジン部であり、オープンソースでありながら、全世界で広く利用されるミドルウェアです。今回、ASF自ら日本語コミュニティを整備することにより、同ソフトの利用者は英語以外の言語としては初対応となる、日本語での情報交換が可能となります。 【設立の経緯】 これまでAxisを利用する場合、ASFのWebページからダウンロードして自由に利用できる一方、何らかのトラブルや疑問に遭遇した場合、英語のコミュニティに参加する必要がありました。しかし、日本人にとって技術的で複雑な事柄を英語で説明するのは、非常に難易度が高く、国内で広く普及させるうえで一つの障壁であると考えていました。事実、ASFのホームページにおいて、アンケートを実施したところ、日本語コミュニティ設立に関して強い要望が数多く寄せられました。 これら状況を、アパッチWebサービス・プロジェクト管理委員会で協議し、日本語コミュニティ整備が決定しました。本活動の推進は、同プロジェクトの開発メンバとして参加している木村 利幸 [アパッチ・ソフトウェア財団コミッタ、(株)NTTデータ] が実施し、アパッチ・ソフトウェア財団Webサービス担当副社長であるDavanum Srinivasの支援により、環境整備が実現しました。 【コミュニティ概要】 Axis日本語コミュニティのホームページを用意する他、質疑応答および各種情報交換は新設するメーリングリストで実施します。同コミュニティは、ASF自身が運営するものであり、日本語による運営管理は、同ソフトの開発メンバである木村 利幸が担当します。尚、同コミュニティへの参加方法に関しては、Axis日本語コミュニティのホームページを参照して下さい。 【今後の活動】 新設したメーリングリストを利用し、同ソフトに関する各種情報交換を支援すると共に、日本国内におけるWebサービスの活用・普及を推進します。 【参考情報】 アパッチ・ソフトウェア財団について アパッチ・ソフトウェア財団は、開発環境の提供やコミュニティ形成のためのメーリングリスト運営などを通じ、多くのオープンソース・ソフトウェア・プロジェクトを支援しています。同財団のソフトウェアは、アパッチ・ライセンスに基づいて提供されることにより、商用・個人利用に関わらず、全てのユーザーがアパッチ製品を容易に利用することができます。同財団の詳細については、英語のホームページを参照してください。 Apache Axisについて アパッチ・ソフトウェア財団のWebサービス・プロジェクトに属する一つのオープンソース・プロジェクトです。同ソフトは、Webサービスを実現するエンジン部として、そのまま利用される他、全世界の多くのベンダーにより自社製品のWebサービス対応のために活用されています。現在開発中のAxis 1.2では、WS-I Basic ProfileやJAX-RPCといった標準仕様への対応に力を注いでいます。 以 上
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